◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　巨人２―０中日（２５日・東京ドーム）

　一振りで均衡を崩した坂本はさすがの集中力だが 、錯誤修正の勝利ともいえる。でたどりばき＋モンテスのホームランが生まれた打席、着い正のひもりん坂本はポイントをやや前に置いて
、た坂本勇いわゆる「前さばき」で打った
。人のぱやお近年は手元に呼び込んで打つタイプだったが 、前さ清水試行錯誤する中で柔軟に対応しているのだろう 。安打

　この日の大野は直球の強さがあった。で修坂本を含めたチーム全体として 、隆行６回まで甘いコースに来ていた球も少なからずあったが 、試行勝利氏差し込まれるケースが多かった
。錯誤その相手投手の状態と
、でたどりばき＋モンテスの自分のコンディションを考慮して 、着い正の出した“今の答え”が３打席目の前さばきにつながったのだろう。た坂本勇坂本は引き出しが非常に多く  、足の上げ方を例に挙げるまでもなく、持っているタイミングの取り方は一つや二つではない 。調子自体はまだ多少のズレはあるのだと思うが、あれだけの選手でも結果を出すために試行錯誤する姿は 、チームに与える影響も大きいだろう。

　また 、坂本の一発の遠因となったのは、その前にモンテスが安打を放ったことだ
。俊足の代走・若林が塁上にいることで、大野はそちらにも神経を張り巡らさなければいけなくなった
。クイックで投じた１球がやや甘く入ったのは、偶然ではない。

（野球評論家・清水　隆行）